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第34回串本海中フォトコンテスト審査会講評

フォトコン総評

今回特に感じたのはコンデジ部門のレベルアップです。
コンパクトカメラを使っての撮影に積極的に取り組んで技術も上がり、全体的なボトムアップを感じました。
「何を撮りたいか」が明確になって作品がすごく分かりやすくなっています。
それはそれですごくいい傾向だと思いますが、もう一つ自分の視点を強く持って今後も楽しんで頂けたらと思いました。

また一般部門の方も非常に技術が洗練されていました。
皆さんの写真が本当にとても上手で選ぶのが難しいぐらい大変でした。
コンデジ部門の所でも述べましたが、自分の視点が色濃く反映され狙いが明確でそれに対して技術が伴っている総合力の高い作品が上位に入選しています。

今後も沢山の写真を撮ると共に、自分の撮りたいものを明確に考えながら撮影に取り組んでもらえたらもっと写真が楽しくなると思います。

グランプリ(静寂の舞)

この写真を最初見た時に特に目を引きました。
すごくシンプルな写真だと思うんですけど、作者の方の明確な狙いが反映されていて
今回応募されていた作品の群を抜いていたと思います。
簡単そうに見えて余白を存分に生かしながら撮影するというのはなかなか難しいとはおもうのですが、作者の方が考えながら沢山の写真を撮る中で今回の写真に行きついたんだと思います。
本当に静寂を感じさせる静かで落ち着いたすばらしい作品だと思いました。

一般部門 金賞 (鼻差)

ゴンズイの群れに追いかけられるような形でニシキフウライウオが居る状況の写真です。
まずこんな状況に出くわす事がなかなかないと思うのですが、こういう状況に出会った事がラッキーだった、そういった偶然と思えるような場面に出くわして、しっかりと面白い構図で撮影する事が出来たと思います。
ゴンズイ1匹1匹の表情もいいですし、追われているであろうニシキフウライウオの焦った感じもすごくかわいらしくて見ていて楽しくなる作品だと思います。

一般部門 銀賞(溢るる光のもとで)

ぱっと見て技術が素晴らしい作品だと思いました。
水中写真のキャリアも長いでしょうし、美しい写真を撮るという感覚を十分に理解されていると思います。無駄が無くて、しかもそこに美しいものが沢山入り込んでくる位置取りで撮られていて、僕らが潜った時肉眼でみた「ああ綺麗だな」思えるような瞬間を綺麗に映しとっているシンプルだけど美しい、無駄な物をそぎ落とした撮影スタイルが本当に素敵な作品だと思いました。

一般部門 銅賞(がぶりっ!)

見ためのインパクトが物凄い作品です。
どうやったらここまで来るのか分からないのですがドームポートに写った自分を見てびっくりしたのでしょうか?おそらくドームポートにぶつかってますよね
その瞬間によくシャッターが切れたなというのがまず一つ
そしてハモの歯がめちゃめちゃすごいじゃないですか! このあとドームポートがどうなったのかちょっと心配になったんですが、撮影者の驚きが写真に写っているようで目をひきました。よく撮れたと思います。

コンデジ部門 金賞(ちいさな冒険者)

すごい面白いライティングをしているなと思いました。
どうやって撮っているのか聞きたいなと思ったんですが、奥のフリエリイボウミウシが
絶妙なライティングで浮かび上がっていて、誇張しすぎることもなくそれでも存在感はしっかりと有って目を引きました。手前のハチジョウタツだけにフォーカスしてしまいそうなシュチュエーションでよく背景まで気にして撮影出来た一枚です。
技術の高い作品だと思います。

コンデジ部門 銀賞(黄色以外お断り)

今年の串本はミジンベニハゼが多かったという事なんですが、ミジンベニハゼの作品がすごく多かったのです。中でも特に目を引いた作品で、瓶の中に共生しているクロイシモチの黄化個体とオオモンハタの幼魚が仲間に入れててもらえない 微笑ましいいいシュチュエーションの瞬間をとらえたいい作品です。コンデジらしい被写界深度の深さゆえに撮れた作品だと思いました。

コンデジ部門 銅賞(灯火)

サガミアメフラシの美しい色が再現されていながらも余白をしっかり取っていて
海に漂っているチリのようなものがこの作品に限っては効果的に効いていて凄く綺麗です。
「灯火」というタイトルもとても良いと思います。
スポットライト的なライティングがとても効果的に効いている作品だと思います。

ウェブマスター

串本海中フォトコンテストウェブサイトのウェブマスターです。